■2013-10-01-Tuesday 道新
昨晩の勝毎に続いて今朝は
北海道新聞が「北の屋台」の特集記事を掲載した。「上」とあるからには最低でも「下」または「中」と「下」もあるのかもしれない。
昨日の勝毎の記事とは、また異なる視点で見ているのが面白い。新聞社それぞれの見方というものがあるのだろう。
屋台店主や元店主らにも多数の取材をおこなっているようで、そのコメントが、なるほど、そうだったのかと思わせる。
記事中で『組合と店主は「雇用者と使用人に近い関係」(元店主)に変質していく。』というコメントにはショックを受けた。
少なくとも、私が専務理事を務めていた時期には、そういうことはなかったと自負している。
記事中には『07年には事業立ち上げに関わった坂本和昭専務理事(55)が屋台の運営方針をめぐって他の理事と対立し、辞任。』として私の名前まで登場してしまったが、同じく記事中の『「店主と理事は運命共同体。家族だった」。元店主は振り返る』とあるのがせめてもの救いである。
勝毎の記事とで大きく異なる点がある。道新では『理事会議事録が一部作成されていなかったことなどから、指導団体の北海道中小企業団体中央会から運営方法を是正するよう異例の指摘を受けた。』とあることだ。
昨夜の勝毎では同じ中央会が「運営も会計処理も問題はないと認識している」という見解が載っていたが、これではまったく逆ではないのか。
いったいどちらが正しいのだろうか?
■2013-10-02-Wednesday 道新2
今朝の道新に
昨日の続きの「下」が掲載された。「中」はなかったようである。
一昨日の勝毎の記事、昨日の道新の朝刊に続いて、かなり突っ込んだ内容の記事を期待していたから、今朝の道新の記事にはいささか拍子抜けをしてしまった。
内容を要約すれば、北の屋台の料金が開業の頃から較べると高くなって地元客が減ってしまい、観光客の比率が増えた。
組合も昔は地域に貢献する姿勢が見えたが、近年その姿勢がなくなった。
また、十勝乃長屋という北の屋台の近くにある似た様な施設の店主のコメントも載っていたが、これはただ単に「ねたみ」にしか受け取れないような書き方で長屋の関係者に対しても失礼な書き方だし、逆に長屋の関係者を怒らせる内容にも感じた。
大学教授のコメントも当たり前のことを言っているだけで、別に貴方に言われなくても先刻分かっているというコメントである。
全体にガッカリしたという内容であった。
くさすばかりでなく評価するとすれば、これまではとは違う視点で、屋台店主について書かれた記事になっている点か。
やはり、組合(指導する立場の人間)が腐ると、店主らにも指導が行き渡らずに腐ってしまう。
店主らは商売の素人なのだから、最初から組合がキチンとした商売の心掛けを指導する責任があるのだが、客が来るからいいや、商売が成り立っているからいいやとロクな指導もせずに、タダ酒、タダ飯をして歩く不心得者が居るから、その姿を見て、屋台店主らもこんなもんで良いのだと心得違いをしてしまったのだろう。可哀想である。
なんだか、JR北海道の状態に近いように感じる。
■2013-10-03-Thursday 北の屋台
世間の誰もが思うこと。
北の屋台の問題が新聞を賑わせているが前にも後ろにも行けないでいる。いわゆる立ち往生というところだ。
運営を継承してくれる組織が、みつからないようである。
でも、それはそうだろう。解散の引き金になった、月刊誌に書かれた「販売促進費の不正流用問題」に何ら解答が示されていないのだから。
このまま、この問題をうやむやにしたまま引き継げば、引き受けた組織が困ることになるのはハッキリしているから、バカでもない限り、誰もそんなものを引き受けることはないだろう。
北の起業広場協同組合が、決算書も帳簿も領収証もすべて公表して「販売促進費の流用はありませんでした。月刊誌の書いたことは事実無根です。」と会見でも開いて証明するくらいしか打開策はあるまい。
いくら、公認会計士の職にある人間の会計監査を受けているから問題ないと言い張ったところで、しょせんは仲間内でやってる監査にしかすぎないと世間は見ている。
元々、補助金を受けて始まった事業であるし、当初は数字は全てHPで公開していたのだから、隠す方がオカシイのではないか。
以前は公開していたものが、何故、今は出来ないのだろうか?
ここまできたら、ハッキリとさせれば良いではないか。逆に公表を拒めば拒むほど世間の疑いの目は増えていくばかりである。
このまま時間ばかりが経過していけば、北の屋台の存続も危うくしてしまうことになるかもしれないと危惧している。
■2013-10-04-Friday JR北海道
JR北海道はどうなっている?!
これだけ多くの事故が起きているのに、今月1日に札幌近くの函館線苗穂ー白石間で札幌発函館行き特急スーパー北斗6号が45㎞/h以下の徐行運転と定められているカーブを35㌔超過の時速80㌔で走行していたことが4日に判明したというニュースがまたあった。
普通、こういう状態の時は、事故などが起きないように細心の注意をはらうのが常だと思うのだが・・・。
しかし、逆にJR北海道はますます事故や不祥事が多発している。以前にもこのブログに書いたが、わざとやっているようにも感じてしまうほどだ。
いったいどうなっているのか?
上と下との意思の疎通も良くないようで、JR本社の上層部は状況を把握できていないという。
乗客の安全を何と考えているのだろうか。
確かに、JR北海道は、分社化された他のJRの中でも経営が厳しい会社であろう。しかし、だからといって安全性を軽視して良い訳がない。
公共交通機関として、優先順位の第一位は安全性でなければならない。リーダーにその意識が低いから、部下もそうなっていく。
衰退する組織はリーダーが腐っている事が多い。腐ったリーダーが下の者に指示をしても、リーダー本人にモラルが欠如していたら、下の者が言うことを聞くはずもない。
見識とモラルのあるリーダーがいなければ、ダラダラと崩れていくのだ。
JR北海道は解体的な大掃除をして、一からやり直さなければ再生は難しいだろう。
■2013-10-05-Saturday 偽装
三重県で大掛かりな米の偽装が発覚した。
三重県の三瀧商事という大きな会社が、三重県産こしひかりと称して加工米や中国産米やアメリカ産米などを混ぜて8年も前から販売していた。
三重県のスーパーなどでも弁当やおにぎりとして大量に販売されていたという。
表示を信じて買うしかない消費者をバカにした犯罪で、金儲けの為ならどんなことでもやるという悪しき意識である。
こんなことをやって儲けても後味が悪くはないのだろうか?
これもどうやら社内からの告発で判明したようであるが、本来なら告発者が現れる前に社内でこういうことはやってはいけないという幹部社員がでてこなければならないのに、そういう良識ある社員はいなかったのだろうか。
会見していた社員は「商売の機会を失いたくなかった」と言っていたが、この会社は地元三重県では超優良企業ということだったらしいから、これは単なる言い訳でしかないだろう。いや、むしろ、超優良企業どころか、今回の事件をきっかけに調べてみたら、とんでもない会社だったのかもしれない。
表面上に現れる事象だけを見ていると本質を見誤ることが多い。
この会社がやったことは、消費者の信頼を裏切る行為で、ひょっとするとこの事件で倒産することになるかもしれない。
商売の機会損失どころか、会社そのものの損失につながる。良心の呵責にさいなまされて告発した人は苦しんだろうが、商売倫理の欠如した組織はやがて淘汰されるのである。
■2013-10-06-Sunday 日本女子オープン
ゴルフの日本女子オープンが
神奈川県の相模原ゴルフクラブで開催され、宮里美香が接戦を制して二度目の栄冠を手にした。
初日から前日の3日目までずっと首位を守り続け、昨日の3日目終了時点では2位に5打差を付けていたから宮里美香の楽勝かと思われたのだが・・・。
最終日の前半のインコースでノーバーディで4ボギーとスコアを落とし、15番ショートホールでは同組で回っていた菊地絵理香がバーディで、宮里はボギー、このホールで1打逆転されて2位になったから、テレビで見ていても面白いゲームであった。
菊地絵理香ちゃんは、我が家の長女と同じ東北高校出身だし、同じ北海道(札幌)の出身でもある。娘よりは1年下であったが、同じ女子寮に寄宿していた娘である。彼女の同級生で同じゴルフ部には有村智恵ちゃんと原江里菜ちゃんが居た。この二人は既に日本ツアーでの優勝経験があるが、菊地絵理香ちゃんだけまだ優勝をしていない。
絵理香ちゃんはゴルフ部のキャプテンを務めていたし、真面目な生徒で練習熱心だったという。
娘が世話になった寮監さんも、早く菊地絵理香ちゃんに優勝してもらいたいと応援している選手である。今年はかなり上位に顔を出してきたから、少しずつ実力を増してはいるのだろう。
それが、このような女子のメジャー大会でも一番由緒ある大会で、最終日最終組で、しかも15番で単独首位に立ったから、緊張してしまったのだろうなぁ。
16・17番と考えられない様なミスパットでカップを大オーバーしての3パットをして連続ボギーを叩き2位タイで終わってしまった。
レバ、タラは禁物だが、16・17番とも距離を合わせて2パットのパーを取れていれば何なく優勝だったのに・・・。
これが優勝経験のない選手の重圧というものなのだろう。大魚を逃してしまった。この悔しさを糧にして来年はぜひ強くなってもらいたい。
■2013-10-07-Monday モラルの欠如
JR北海道の不祥事が
止まらない。今度は飲酒運転を防ぐために、日本中のJR各社が行なっている運転士と車掌の乗務前のアルコール検査について、JR北海道だけが「体質的に酒が飲めない」と申告すれば、検査を免除していたことが分かったという。
「酒が飲めない」という自己申告をすれば検査を免除するなんてことがありえるのか?
JR北海道では運転士8人、車掌3人の11人がこの自己申告をしてアルコール検査を免除されていたが、医師の診断書などはなく、単なる自己申告のみだったというから呆れる。
以前に見たテレビ番組では、本州の私鉄では、乗務前にアルコール検査をしてから乗務していた。呼気を機械に吹き込むだけのことで時間が掛かるわけでもないし、その機械を購入するお金だってそんなにバカ高いモノでもあるまい。
新聞によると、JR北海道は労働組合が複数あって、反目し合っていて、意思の疎通が上手くいっていないと言っていたが、反目し合って、お客さまの安全を脅かすようなJRの社員はそもそもが公共交通機関の社員として不適格である。
モラルの欠如した社員がこんなにいるJR北海道って、いつまた事故が起きるか分からないから、乗るのも怖くなる。
強制力を働かせて早急にかつ抜本的にやり直す必要があるだろう。
■2013-10-08-Tuesday おいおい
昨日のブログで書いたばかりなのに、
JR北海道の不祥事が止まらない。
今度は札幌ー網走間を走る特急「オホーツク」を緊急時に非常ブレーキが自動で機能しないまま運行させていたと発表された。
いったいどうなっているんだJR北海道は!
もしも、この列車が衝突でもして死者でも出したらどうするつもりなのか?
完全に公共交通機関として機能不全である。
事故が起こらなくて幸いだったが、こんな状況ならいつ起きても不思議ではない。
早く、何とかして欲しい。
と思っていたら、今度は「みずほ銀行」の暴力団への不正融資の問題が出てきた。
隠蔽をするために嘘をつくと、後からその嘘が発覚した時には、問題は以前よりも大きくなるという鉄則を知らないのだろうか?
嘘の上に嘘を重ねても、しょせん嘘には論理矛盾が出てしまうものだ。
つじつまが合わなくなってくる。
暴力団への不正融資は問題だが、でも最初から、全部正直に話していれば、こんなに大事にはならなかったかもしれない。
隠蔽するための嘘や工作がバレて、金融庁としても許せなくなったのだろう。
最近、身近なところでも、これに似た様なことが起きて、新聞を賑わせているが、嘘はやがてバレるのだから、傷口が大きくなる前に正直に全部話して精算し、すみやかに再生させることが必要だろう。
いたずらに長引かせると、それだけ継続が難しくなっていく。
■2013-10-09-Wednesday 善管注意義務
みずほ銀行の暴力団への融資
に対する隠蔽工作が思わぬ方向に展開しはじめた。
善管注意義務とは「善良な管理者の注意義務」の略である。
『企業の取締役などの役員には高度な経営上の「善管注意義務」が定められており、この義務に違反して会社に損害を与えた場合には損害賠償責任を負うことになる。』というものである。
この善管注意義務違反は高リスクの取引を続けて会社に多額の損害を与える「積極的なミス」だけではなく、会社に損害を与えることを知りながら事態を放置していた「不作為」の場合も問われることがあるそうだ。
みずほ銀行では当時の頭取をはじめ経営陣が反社会的勢力(暴力団)への融資について報告を受けながら、何らの対策を講じずに放置して、会社に損害を与えた疑いが強まっている。
今の世の中は、隠蔽しようと思っても、隠蔽など完全に出来るものではない。
必ず、良心の呵責の苛まされる人間が出て来るものなのだ。
告発とまではいかなくても、そういう人間がフッと他人に漏らす一言が拡がり、それが蟻の一穴になって巨大なダムをも破壊することがあるのである。
今回の例はその最たるものだろう。
隠蔽するよりも、公表して、スッキリしてから再出発すれば、本体に与えるダメージも少なくて済むのに、誰かを庇おうとして嘘などついてしまうともうダメだ。
その嘘を誤魔化すために、更に嘘を重ねることになる。しかし、嘘は矛盾だらけだ。この情報化の時代に誰でも分かるような嘘をついて事態を収拾しようとしたら、かえって大事になっていくのである。
■2013-10-10-Thursday みずほ銀行
みずほ銀行が暴力団員など
反社会的勢力への融資を放置した問題では、政府側にも動揺が広がっているという。
みずほフィナンシャルグループ(FG)の社長でもある佐藤康博頭取が、政府の産業競争力会議の民間議員を辞任したほか、金融業界からは「金融庁の検査が不十分だったのでは」との声があがっているそうだ。
金融庁は9日、みずほ銀、みずほFGに対し、銀行法に基づいて再度の報告を求める「報告徴求命令」を出した。
金融庁への報告が事実と異なっていたためだ。
これに対し、金融業界の一部からは「検査が甘かったため、みずほの報告のうそを見抜けなかったのではないか」などといった金融庁への批判も出てきているのである。
本来なら、金融庁に言われる前に、悪いことは自ら改善していなければならないのだが、みずほ銀行には、悪いことは、悪いのだと上司に向かっても言えるような半沢直樹のような骨のある銀行マンがいなかったのだろう。
それにしても、今回の問題の矛先が、調査をする側の金融庁に対して、調査が甘いという指摘がなされるとは時代も変わったものである。
調査は的確に厳密に行なわなければ、逆に調査する側にも責任がかぶさってくる時代になったということだ。
臭いモノに蓋では済まされないということである。
■2013-10-11-Friday 市議会
10日の帯広市議会の
決算審査特別委員会で「北の屋台」の解散に関係した質問がなされた。「市政会」の富井司郎市議が「組合の不透明な会計処理に対する」質問をおこなった。
それに対して市の商工観光部の担当者が「北海道中小企業団体中央会十勝支部と共に北の起業広場協同組合の事務所を訪ねて(口頭で)聞きとり調査を行なった結果、組合側からは税理士や公認会計士の監査を経ているので問題ないという回答だったので、問題なしと判断した。これ以上の調査はおこなわない。」と答弁したのだ。
これを聞いて、思わずのけ反ってしまうほど驚き、そして呆れた。
昨日のブログにも書いたばかりだが、みずほ銀行の暴力団への融資問題で、調査をした金融庁の調査が甘かったからだという金融庁への批判があることを紹介したが、帯広市の幹部連中は、このことを知らないのだろうか?
また、「組合内部で整理すべきものである」とも答弁していたが、「理事者が理事会で不透明な会計処理に関して質問状まで用意して質問したのに、仲間が信じられないなら解散だ!と説明もしないままで解散することにしたから、今日の混乱になっているのではないのか。
質問した数人の理事者はまだまともな人たちであるが、その理事としての当然の責務であるはずの決算書の説明を求めた質問すら、解散という禁じ手で抑え込もうとする他の理事者たちの行動というのは理解できない暴挙で、組織活動の否定である。
もはや、内部では整理できないから、解散という暴挙にしたのだろうに、その一方の解散と言った側の理事者のところに行って、口頭で「問題ありませんか?」と聞いたら、誰だって「問題ありません」と答えるに決まっているのではないか。「問題あります」って答えるとでも思って質問したのならアホである。
子供にお使いを頼んだような手抜きの調査で、単に、調査しろって言われたから一応調査はしましたよ。とでも言い訳するつもりなのか?
この問題は、みずほ銀行事件の金融庁への批判と同じに、今後は調査した(という)市側の対応に批判が集まる可能性があるであろう。
■2013-10-12-Saturday 謹呈
分厚い書籍が送られて来た。
上智大学の前学長である石澤良昭教授からで「〈新〉古代カンボジア史研究(風響社)石澤良昭著」という本で「謹呈」という短冊が入っている。
開いてみると中に「ご支援くださいましたみなさまへ」という手紙が入っていた。
石澤先生の最も新しい研究成果をまとめたもので、2013年9月20日に発行されたものである。
A5版サイズ760頁の函装の立派な本だ。
石澤先生との出会いは1992年に帯広青年会議所として発表した「国際環境大学構想」の関係である。
1995年に「国際環境大学構想プロジェクト」の担当副理事長として、帯広市の大学問題委員会の委員になった私は、その委員会で副委員長をされておられた石澤良昭先生の知己を得た。
石澤先生は帯広市出身で帯広三条高校を卒業され、当時は上智大学の教授であり、カンボジアのアンコールワット研究の世界的権威でもあられた。
この帯広市の大学問題委員会はその後活動を停止するが、私は逆に「十勝環境ラボラトリー(TKL)」を1996年に設立して活動を活発化させていく。
そのTKLで毎月、中央で活躍されている大学教授などを招聘して「公開講座」を開催していたが、石澤先生にも2000年7月21日の第47回公開講座で「アンコール・ワット〜大伽藍と文型の謎〜」と題した講演をしていただいた。
その講演に、我が社の隣でカメラ屋を営んでいた、同じ帯広三条高校卒で上智大学卒の浅野祐一さんが参加された。
懇親会にも出席した浅野さんが、お酒の勢いもあってか石澤先生に寄付の話を始め、カンボジアでの移動用のワゴン車を寄贈することになり、その手配など一式を私がすることになったのである。
その贈呈式をカンボジアで行なうから、「キッカケを作ったお前も参加しろ」と浅野さんから言われてカンボジアに同行したことが、アンコール・ワットに魅了されることにつながっていくのだから、人生というのは面白いものである。
以後も浅野さんの寄付は続くのだが、紹介しただけなのに私もその度毎に贈呈式に出席することになる。
今回は、帯広の上智大学の同窓会に出席するために帯広入りした石澤先生と電話でお話しただけであったが、その際に本を寄贈しますので読んで下さいと言われた本が届いたという次第である。
何度もカンボジアに行っている内に、歴史にもすっかり詳しくなったが、今回頂いた本をジックリ読んでまた勉強したいと思う。
ありがたいことである。感謝、感謝。
■2013-10-13-Sunday じゃがいも
帯広青年会議所(JC)の
ゴルフの同好会「じゃがいもクラブ」の最終戦(第6回)が13日十勝カントリークラブで開催された。
前回の9月16日(月)に開催予定であった第5回大会は朝から台風が来ていて猛烈な風と雨であった。
こんな日でも参加すれば、参加ポイントの3点が付くのだが・・・。
私は雨や風や暑さや寒さなど気象条件が悪い時にはプレイしたくないというワガママなプレイヤーである。
何とか中止になって欲しいなぁ〜と思っていた。ゴルフ場に電話してみたらクローズにはしないという。JCの担当者に電話しても「ゴルフ場がクローズにならない限りは開催する」という。
ゴルフ場が近ければ一応は行ってみるだけ行ってみようかとも考えたが、芽室町の嵐山カントリークラブだから車で45分は掛かる距離だ。
年間優勝というものを一度はやってみたいから、3点の参加ポイントは欲しいが雨の中出掛けるのもカッタルイ。結局、行くことを止めたのだが・・・。
その日のゴルフ場では、ゴルフ場まで来た人には参加ポイントを与えて、実際のプレイは中止にしたというから悔しいではないか。
この3点が響きそうだなぁ〜と思っていたが・・・。
13日(日)も晴れてはいるが風が強い。風速15m以上はあったんじゃぁなかろうか。
私の年間の順位は12位である。今日の最終戦はポイントが2倍になるから、私が優勝して上位の者が脱落すればと取らぬ狸の何とやら・・・。
一緒に回るのは、このコースのかつてのクラブチャンピオンでハンディも2までいった私よりも一回り上の年齢のNさんである。
このNさんにピッタリ付いていけば何とかなるかもと思ったのだが・・・。
私は出だしの1番ホールで30㎝の「お先に〜」と言って打ったパットを外してダボスタート。
クサルまい、諦めるまいと我慢、辛抱してプレイしたら前半は43打。この強風の中なら良いスコアである。一方のNさんは何と50打を叩くほど調子が悪かった。
他のプレイヤーの2人はハンディが20台と30台だから、このペースに巻き込まれないようにプレイしたが、30㎝程度のパットを2回も外して
イライラしかかったが、我慢して後半は41打。
結局、この日は第1位になり、ポイントも上がって、年間第2位まで行けた。ちなみに前回の雨の中に行って参加ポイントをもらっていたら年間第1位であったが・・・。
そろそろゴルフシーズンも終わりだが、この結果には満足、満足。
■2013-10-14-Monday 映画
13日の
私がゴルフに行っている間に妻は一人で映画「陽だまりの彼女」を見に行っていた。
ジャニーズの嵐の松潤だかという奴が主演の映画だそうだ。相手役の女の子がのだめカンタービレの上野樹里だというから、映画好きの私もさすがにこの手の映画は見ないから付き合わされなくて良かった。
見て来た妻は、松潤がキレイだったし、心が洗われるような映画だったと云う。完全に中年のおばさんの見方である。
映画館の予告編で「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」というアニメ映画の予告編を見て、妻が是非見たいと言う。
この映画も心洗われるような良い映画だというのである。普段どれだけ心が汚れているのだろう。
昨晩はゴルフの打ち上げ会で飲み過ぎてしまって具合が悪いから家で寝ていたかったのだが、夫婦50歳割引きで見にいけば一人1000円で見られるから行こうと言う。前日の映画は一人で見に行っているから1800円が掛かっている。後200円出せば2人で見られるのだからと言うのである。
まぁ、寝ているよりは良いかと一緒に付き合うことにした。まぁまぁ面白かったが、場面が回想シーンと現在とがひっきりなしに入れ替るので、頭が少々ゴッチャになる。
妻は宮崎駿の「風立ちぬ」より面白かったというが、私は「風立ちぬ」の方が良かった。私は映画を見て面白いとか、興奮するとかと云うことはあるが、心洗われるようなことはない。やはり男と女では感覚が異なるのかもしれないなぁ。
■2013-10-15-Tuesday 続報の続報
14日の
道新の朝刊の雑誌の広告欄に「月刊誌クオリティ11月号」の見出しで『ワイド特集 大丈夫か!?この人たちの「胸に一物、手に・・・」帯広「北の屋台」解散後も実態変わらずの裏ワザ』という文字が載っていた。
まだ、何か書くことがあるのだろうか? でも興味はあるなぁ、読んでみたいなぁと思って本屋に買いに行ったら無かった。
2軒目の本屋で聞いてみたら明日15日の発売でまだ今日は入荷していないと言う。
自宅に戻って新聞の広告をしっかり見ると「15日発売」と書いてあった。15日の朝刊が休刊の為に一日早く広告を掲載したようである。
今朝になって本屋に行き、買って読んだが、別段これといって新しい情報は載っていなかった。
9月号、10月号に毛の生えたような感じである。
ただ、こうして月刊誌に続けて書かれると北の屋台のダメージが大きくなってしまうだろうと懸念する。
一日も早く「不透明な会計処理問題」に決着を付けて過去を清算し、再スタートをしなければ、組合だけの解散では終わらずに北の屋台そのものが消滅しかねない危機だと感じる。手遅れにならないことを祈るのみだ。
■2013-10-16-Wednesday 台風
10年に一度という
大型の台風26号が北海道に近づいている。
今日は9:30からゴルフコンペの予定が入っているが・・・。
34年前から始めたジュエルクラブというハンディがシングルクラスのメンバーを集めた(現在はメンバーの加齢と共にハンディは二桁になっているが)ゴルフクラブで、5〜10月の毎月1回ずつ年間6回のコンペを開催し、各回の成績でポイントを貯めて年間賞を競うコンペの最終戦の予定である。
昨晩からニュースなどで、16日の道東方面も風速25mの暴風と600mmの大雨が降るという予報で「命の危険があるから不要の外出は避けるように」と盛んに言っている。
早朝7:30にゴルフ場に「クローズにしないのか?」と尋ねたが「いまのところクローズの予定はない」と言うから「ゴルフ場がクローズすると言ってくれなければ幹事も止めるとは言えないのだから、ここはクローズにすると言ってくれないか」と言ったのだが「それは言えない」と言う返事だ。
次にジュエルクラブの幹事に電話して「中止にしましょうよ」と言ったのだが「ゴルフ場がクローズしない限りは行くしかない。現地で最終判断するがハーフだけでも・・・」と言うから「この暴風雨の中でゴルフをやったところで楽しくなんかないし、笑われますよ。延期にしましょう」と言ったのだが「9時まで待て」と明快な返事を返さない。
自分の身は自分で守るしかないから、今日はコンペがあっても行かないと決めてゴルフの準備を止めたのであった。
9時近くになって、ようやく幹事から延期にしたという連絡が入ったが、この台風の中で迷うこと自体がオカシイ!速やかに延期すべきである。決断が遅過ぎる。
会社に行って仕事をしていて窓の外を見たら、雪が降っている。昼食時にラーメン店に行ったがすでに雪が白く積もっていた。10月中旬に積雪があるとは驚きである。こんなこと生まれて初めての体験だ。
列車も運休しているし、峠も閉鎖された。そりゃぁそうだろう。この時期に冬タイヤに交換している車などあるはずもないから、峠は越えられない。もしも、このまま降り続けたら会社からだって帰れないかもしれないほどである。もしもゴルフ場に行っていたら、帰れなくてゴルフ場で一泊なんてことになっていたかもしれない。
よくもこんなヒドイ天気の日にゴルフをやるかどうかで迷ってなんかいたものだ。どうかしている。
■2013-10-17-Thursday 古地図
帯広市の古い市街図を
額装したものを坂本ビル4階にある介護用品・レンタル&販売店「シニアケアーショップ・パーム」の店内に展示してあったのを見た人が写真に撮りたいと言う。
昔から古本屋巡りが趣味でもある私は、北海道、十勝、帯広の古い地図などを見掛けるとついつい購入してしまう。
地図は普通折り畳まれて仕舞ってあるが、紙質が悪い昔の地図は、開いたり、閉じたりを繰り返すと、折り畳む角の部分から破れてしまうのである。
手に入れた地図が綺麗な状態のものである場合は、保存状態を良くするためと、お客様に見て懐かしんで楽しんでもらうためには額装を施して店に飾るのが一番だと考えて、手に入れた地図の値段よりも高額な費用を掛けて、画廊店に依頼して額装を施してあるのである。
その甲斐があったのか、先日、昭和24年生まれの先輩方が我が社を訪ねて来て、帯広市街図をコピーさせて欲しいとの依頼があった。
帯広小学校の同窓会を開催するにあたって、昔の市街図を見て、俺の家はここ、あいつの家はこれだ!と当時を懐かしむ趣向だという。
飾ってあったのは昭和32年に発行された市街図で、当時の家の持ち主の名前や店名が全部書き込まれているものである。それこそ一度も開いたことがないような完璧な状態で手にいれた市街図でめったに出ない美品なのだ。
ちょうど先輩等が小学校に入学した頃の市街図ということになる。ふつうの地図をコピーするには著作権の問題があるが、この市街図は発行してから既に56年が経過しているから著作権が切れており、その問題もない。
ただ、額装の後ろがしっかりと紙で封印されているので、コピーするには表のガラスが気になるところだ。印刷のプロが額ごと貸して欲しいと言って持っていった。スタジオで写真に撮ってなんとかするという。
私のコレクションが同窓会で役に立つなら嬉しいことである。
■2013-10-18-Friday クライマックスS
プロ野球の
クライマックスシリーズ(CS)は変だ。
確か去年の今頃にも書いた記憶があるが、特に今年のCSは異常事態である。
いったい何の為に144試合を戦っているのか。1年で144試合も戦って優勝したチームが短期決戦で、もしも敗れたら日本シリーズを戦えなくなるなんてまったく意味が判らん!
単なる客集めの金儲けのためにやっているなら、こんなバカなことを続けていたらファンが離れていってしまうのではないだろうか。
プロ野球のファンをやめた私が言うのだから間違いない!
特に今年のセ・リーグは最悪のCSであろう。何せ、3位の広島は144試合で69勝72敗3分なのだ。3つも負け越しているのだ。勝率が5割に満たないチームが3位だからとCSに出場して、2位の阪神を破ってしまった。
ちなみに阪神はいちおう73勝67敗4分で勝ち越していた。
84勝53敗7分で2位以下を圧倒していた巨人が、このCSでも広島から順当に2勝を挙げ、インセンティヴの1勝分があるから日本シリーズに王手を掛けてはいるが、短期決戦では何が起きるか分からない。
もしも、これから4連敗なんてことにでもなったら、どうするのだろうか?
メディアは「下剋上」なんてクダラナイことを言ってはやし立てているが、これはゴマカシ以外の何物でもない。
こんな制度なら、あえて優勝なんて狙わずに、最初から3位を狙って戦いリーグ戦の終盤にピークを持っていってCSで勝って日本シリーズでも優勝する戦略なんてことを考え出す監督も出現するかもしれない。
いずれにしろ、144試合を意味の薄い戦いにする愚行であることは確かであろう。こんな制度は止めるべきであると思う。
■2013-10-19-Saturday デジャヴ?!
このところ日本を騒がせている
JR北海道の不祥事の数々、みずほ銀行の暴力団への不正融資と隠蔽工作、金融庁検査、台風26号の伊豆大島の土砂災害などのニュースをみているとデジャヴのように感じる。
「デジャヴ(フランス語)」とは、未体験の事柄を「あれっ以前にもどこかで体験したことがあるぞ」と感じることで日本語では「既視感」というが、これらの事と北の屋台で起こっていることが、私にはどうもデジャヴのように感じられるのだ。
どれもが危機意識と危機管理能力の欠如による見て見ぬふりをしての放置。問題発覚後の対応の拙劣さよって事態をより大きくしている。
JR北海道の場合は、「お客様を目的地まで安全に運ぶ」という本業最大の命題が見失われていた。本来は目的達成のための手段である不動産賃貸業など副業の金儲け事業に幹部の関心が向かってしまい、組織全体の安全に対する意識や倫理観が低下していったのではないだろうか。次から次へと出てくる不祥事に根深い問題を感じる。もはや組織としての体をなしていないから一度解体するような荒療治をして再生する必要があるだろう。
みずほ銀行はグループの信販会社を通じた暴力団への融資問題をトップである頭取が知っていながら長年放置し、金融庁検査を受けた際には「トップは知らなかった」と嘘の報告をしたことから傷口を広げてしまった。隠蔽のために一旦嘘をついてしまうと、その嘘を隠すために更に嘘を重ねることになるから、矛盾が矛盾を生んで説明が付かなくなる。みずほ銀行には半沢直樹がいなかったのであろう。
金融庁の方でも、検査時に取締役会などの関連資料などを調べることもなく、みずほ側の言い分をただそのまま鵜呑みにしただけのおざなりの甘い検査をしただけで業務改善命令を出して事態を収拾しようとしたが、その後に、みずほ銀行の報告が二転三転したことで金融庁にも批判が出ている。
台風26号の伊豆大島での土砂災害では、当日、町長、副町長のトップ2人が共に出張中で不在であったという。突然発生する地震とは異なり、台風は進路や大きさがかなりの精度で事前に分かっているのに状況を軽くみて出張に行ったのだから人災の側面もあるのではないか。亡くなれた方が気の毒である。
いずれも「悪いことだ」とか「直さなければいけない」と思っていながら、問題解決を先送りしたり、放置したり、やるべきことをしっかりやらない不作為があったりと共通の原因があるように感じる。
事の大小はあっても全国どこでも同じ様なことが起きている。自分の身の回りにも同じ様なことは起こり得る。「賢者は歴史に学び、愚者は(己の)経験(にしか)に学(べない)ぶ」と言うが、過去の教訓をしっかり活かさねばならないだろう。
■2013-10-20-Sunday 八重の桜
NHKの大河ドラマ
「八重の桜」を毎回楽しみに見ているが・・・。
今年の4月下旬に夫婦で会津を訪れる機会があり、ちょうど桜のシーズンということもあったし、NHKの大河ドラマのロケ地ということで、観光客も多かった。
泊った温泉宿の雰囲気が好くて、すっかり、会津ファンになり、八重の桜も最初の回からず〜っと見ていたのだが・・・。
今日の回の放送はいったい何だ!
視聴者をバカにしているのか!
見ていて一瞬、総集編と錯覚してしまうような、回想シーンの連続の演出であった。
新島襄と八重、姪夫婦が会津を訪れるシーンであるが、過去のことを思い出すにしても、この演出はないだろう。
もう少し演出の方法があったのではないか?
八重の桜も前半は視聴率も良かったようだが、後半はかなり苦戦しているらしい。
どうやら問題は演出家にありそうだ。
せっかく楽しみに見ているのだから、面白く終わらせてもらいたい。
■2013-10-21-Monday マジック番組
最近、マジックの番組が少ない。
以前は、番組編成時期になるとマジックの特番が組まれたものだったが・・・。
そんな中、新聞のテレビ欄を見ていて、20日のフジテレビ系列(北海道ではUHB)の19:00〜の「ほこ×たて」という番組で「絶対タネ見破る男VS見破られないマジック」という文字を見つけた。
一応、マジックの文字を見掛けると録画をしておくのが習慣になっているが、録画してしまうと、いつでも見られると安心してしまい。ずっと見ないままにしてしまうことも多い。
今回は、温泉に行ってサウナに入った時に、ちょうどこのマジックをやっていた。
見破られないマジックを演じるのは旧知のマジシャンである上口龍生さんだ。彼とはメールをやりとりする仲である。
一方の見破る方は庄司タカヒトさんでお会いしたことはないが著作は数冊所持している。どちらも優秀なマジシャンである。
録画してあるから、後からゆっくり見れば良いのだが、マジックをテレビでやっていると、ついつい見てしまう。
いつもは12分間入っているサウナに15分間も入ってしまって、かなり身体がしんどかった。
龍生さんが演じたのはカードマジックで、同じ数字のカードを4枚ずつ一緒に全種類出していくというマジックだ。
まだ見た事がないからオリジナルマジックなのだろう。
それを目の前とビデオでも見ながら、同じ現象を6時間という制限の中で披露できれば庄司さんの勝ち、出来なければ龍生さんの勝ちという趣向である。
大嫌いなマジックの種明かしは無いから、まだ救われるが、視聴者は見ていてもつまらなかったのではないだろうか?
龍生さんがやったのは、いわゆる数理トリックという部類のマジックで、カードのセッティングが重要になるマジックだ。ビデオ映像があれば、時間さえ掛ければ再現は可能な部類のマジックである。
結局、最後の最後で庄司さんが失敗して、勝負は龍生さんの勝ちになったが、後一寸時間があれば庄司さんの勝ちになっていただろうから、勝負としては、あんまり意味のない設定のように感じた。
マジックというものは、マジシャンの数だけやり方、演じ方があるから、例え同じ現象を見せられても、タネが全く同じということは少ない。
ディレクターが果たしてそういうことを理解した上で制作をしているのか疑問に感じる。
むしろ、30年前にNHKが紅白歌合戦の前に放送していた「世界のマジック」という番組のようにマジックの舞台をそのまま放送してくれるのが一番嬉しい。
最近のマジック番組は、マジシャンの手元ではなくて、ゲストの驚いた表情のアップなどをやたらと映すが、こんな演出は不要だ。
マジシャンだけを映して欲しいと切に願うものである。
■2013-10-22-Tuesday マジック番組2
21日にテレビを見ていたら
ここでもマジックを演じていた。
ビートたけしや所ジョージが司会をしている番組で、世界のテレビ番組などを紹介していたが、その中で台湾の若いマジシャンの番組を放送していた。
これが実にヒドイ!
テレビのマジック番組は、もはや何でもアリという世界になってきたようだ。
パン生地を手でこねていたら、クロワッサンになったり、長〜いフランスパンになったりしていたが・・・。
ゲストで出ていたMr.マリックも言っていた「自分のやっているマジックとは違う性質のものですね。この場所で演じてもらいたいですね」などと発言していたが、まさに、その通り。
近年のマジックは「カメラトリック」を多用している傾向にある。周りの観客もいわゆる「サクラ」というやつである。
カメラトリックを使ったら、何でも出来る。どんな不思議なことだって出来てしまう。
このマジックの前に放送していた額縁を持った人間の映像が実際に動いたり写真になったりというのはコンピュータグラフィック(CG)といういわゆる合成画面であることはハッキリしているが、このCGを使ってマジックをやるのはマジックの概念を破壊するものだ。
目の前で不思議な現象を見せられるからマジックなのであって、映画やテレビの画面上で不思議な映像を見せられても、それはマジックではなく、単なるフィルムトリックであったり、カメラトリックであったりするだけだ。マジックの臨場感というものは必須条件にしてもらわないと、そのうちテレビ画面を通してしか演じられないマジシャンが出てくるだろう。
何だか、こういう輩がマジシャンでございますと出てくるのは自分がやっているマジックを否定されるようでいささか気分が悪いものである。
■2013-10-23-Wednesday 吹奏楽
中学の吹奏楽の演奏会を
見に22日夜に帯広市文化大ホールに行ってきた。
シニアケアーショップ パームのスタッフのお子さんが大空中学校の吹奏楽部に所属しているということで招待券をいただいたからだ。
最近は吹奏楽のブームであるようだ。映画でも「スイングガール」というのをやっていたし、所ジョージが司会をしている「笑ってこらえて」という番組で、何度か高校生の吹奏楽部の練習風景などを見たことがある。
私が高校生の頃は、1年上の姉がブラバンに入っていたことがあったし、級友が2人ブラバンに入っていたこともあって、高校のブラバンの演奏会は数回見たことがある。
平原まつりなどでも高校生のブラバンの演奏している姿は何度か見たことがあるが、いつもサラッとしか見ていないから、こんなにジックリ聞くのは久し振りのことだ。
今時の中学生のレベルというのは、かなりなものであった。35,6年前の私が高校生の時に聞いたブラバンの演奏よりも格段に上手かったように思う。全体のレベルがかなり向上しているのだろう。特にパーカッションのドラム担当者の男の子は、リズム感も音もシッカリしていて際立って上手かった。サックスの女の子にもなかなか良い雰囲気を醸し出している子がいた。少しトランペット部門が弱いかなぁ〜という感じであったが、十分に鑑賞に耐えうるレベルである。
この大空中学がスゴイのかと思っていたら、それぞれの中学校でも大ホールを貸し切って演奏会を開いているという。音楽が盛んなのは文化レベルが高いということであるから、これだけ多くの学校がブラバンに力を入れているのは良いことである。今後が楽しみである。
■2013-10-24-Thursday 誤表示?!
阪急阪神ホテルズが
運営するレストランなどで、メニュー表示と異なる食材を使用していたことが判明した。
既製品のハンバーグを使用していたのに「手ごねハンバーグ」と表示したり、「芝エビ」と表示していたのに安いバナメイエビを使用していたなど40品目で食材の偽装をしていたという。
一般の客は場末の食堂とは違って、有名ホテルと云う「ブランド」で食事をしているのだ。ブランドというものは信用を意味していると思う。
調理される前の食材を見るなら、その違いが分かる人も食通ならいるかもしれないが、その食通だって調理されてしまった食材が表示と異なるものだなんて分かる人はそうそうはいないだろう。いや、ほとんど居ないのではないだろうか?
メニュー表示と異なる食材を使用した人間は、まさにそこに付け込んだのであろう。
有名ホテルのブランドの信用力を逆手に使ったのである。これは、ホテルの信用を著しく傷つける行為であるし、食べ物を提供する職業に就いている人全員に関わる大問題だ。
表示が信じられなくなったら、一般人は何を信用して食べれば良いのか分からなくなってしまう。
阪急阪神ホテルズでは、内部調査でこの問題を把握した6月以降に、この事実を公表しないままにメニュー名を変えるなどの偽装、隠蔽工作をしていたというし、ニュースで社長の会見が流れていたが、「偽装ではなく誤表記である」と力説していたが・・・。まだまだ、この誤表示問題には、まだまだ根深い問題があるようである。
■2013-10-25-Friday ごまかし
エッ〜、
ザ・リッツ・カールトンお前もか!
昨日のブログで書いた阪急阪神ホテルズと同系列のホテルだというが・・・。
世界の超一流ホテルと云われるホテルでも「誤表示」だって!「誤表示」ってオカシクないか!
ザ・リッツ・カールトンのレストランなら「フレッシュ・ジュース」一杯の値段は1200〜1500円位はするのじゃぁないだろうか。それが市販のパックのストレートジュースだったっていうのだから呆れてしまう。パックのジュースなら100円もしないだろうに・・・。
ニュースで外人の支配人のような人が会見している様子をチラッと見たが、「ミステーク」「間違い」であると力説していたが、自分でも何を言っているのか分からなくなったのか首を傾げていたように見えた。
世界的な超一流ホテルで「誤表示」があったとしてもチェックが行き届いているはずだからすぐに見つけて改善されるはずだ。それが何年も見逃されていたということは組織ぐるみでやっていたのではないだろうか。
それを、今更恥ずかしげもなく「誤表示」だと言い張る神経が理解出来ない。
今の世の中は、上手く誤魔化せたと思っても、必ず良心の呵責に耐えきれなくなった人間が中に居て、内部告発が行なわれるようになってきたのだから、悪いことはしてはいけないし、もしも、誰か同僚が悪いことをやったとしたら、すぐに正さねばならない。放置することで、今度は自分も隠蔽する側に回ってしまうことになる。
こうなると、企業ぐるみで悪いことをやってしまうことになる。これでは手遅れだ。
悪事は小さい内に退治しなければならないのだ。
ごまかしは事態を悪化させ、大きくしてしまうことになる。
■2013-10-26-Saturday 柏葉高校
母校である北海道帯広柏葉高等学校が
全日制90周年、定時制60周年を迎え、その記念式典が26日10時から帯広市民大ホールで開催された。
私は昭和51年卒業の柏葉26期生の幹事をしていることから、今回の協賛会の副幹事長を仰せつかったので式典にも参列してきたのであった。
まぁ、柏葉高校らしいというのか、何と言うのか、淡々とした式典であった。
まずはブラスバンドがアメージンググレースを演奏するなかで始まり、書道部が「テーマ 伝統は未来へ」と「柏葉魂 さらなる高みをめざして」の文字を大書するパフォーマンスである。映像の使いかたも今風だし、華美にも流れていなくて良かったのではないだろうか。ただ、欲を言えば、もう少し演出があってもOKかなと感じたが・・・。
途中、同窓生であるTBSアナウンサーの安住紳一郎のビデオレターとドリカムの吉田美和のビデオレターが放映されたが、安住の方は短か過ぎたし、吉田美和の方は面白過ぎである。これに中島みゆきのも入っていたらもっと良かったのに、さすがに誰も依頼に行けなかったのかな?
まぁ、後10年で100年である。
我が家には、高校生になる年代がしばらく居ないが、我が母校に孫でも入ってくれないかなぁ〜。
■2013-10-27-Sunday 日本シリーズ
最近はプロ野球に興味がないから
野球中継など見ないのだが、昨日の夜のニュースでダイジェストで見て、なかなか面白い展開だなぁと興味が湧いてきたのである。
第1戦はかろうじて巨人が勝ったが、楽天の則本に僅か4安打である。かろうじて2点取ったから勝てたようなものだ。楽天も8・9回は実に惜しかったでもこの展開なら面白くなる。
第2戦は田中マー君が投げて、ホームランの1点だけに押さえて勝った。気迫のこもった投球で、今年のマー君は凄みすら感じる。
これで、次から3試合が東京ドームであるが、球場が変わることでどうなるかだ。このまま巨人の貧打が続けばもっと面白くなるのだが、何とか仙台に戻ってきて戦ってもらいたいものだ。外の球場でこの時期のプレーはかなり寒かろうから、楽天にチャンスが出てくるのではないだろうか。
巨人が40年振りの日本シリーズ連覇が掛かっているとさかんに言っていたが、ひょっとしてV9以後は連覇が無かったのだろうか?
昔は巨人ファンだったんだがなぁ〜、今はアンチジャイアンツである。巨人以外が勝ってくれたら嬉しいのである。楽天頑張れ!
■2013-10-28-Monday 北の屋台 初心忘るべからず
十勝毎日新聞10月28日「論壇」掲載
「北の屋台 初心忘るべからず」
8月29日の勝毎1面に「北の屋台 運営組合、年度末に解散」の大見出し。6年半前に辞めた身なれど、北の屋台の前身「まちづくり・ひとづくり交流会」の設立(99年2月)から関わった者として、ボランティアで集まった創設時の仲間と共に奮闘した日々が走馬灯のようによみがえった。
99年9月からは全国中小企業団体中央会からの補助金を受けて本格的な調査研究を開始、何度も何度も保健所に通いながら法律を順守した画期的な屋台の手法を編み出した。寒い帯広では屋台は無理と笑われたが、2年半という研究期間でコンセプトを確立、綿密な宣伝戦略を実施して、2001年7月29日には市、商工会議所からも補助金を受けて遂にオープンに漕ぎ着けたのである。
商売の原点である「屋台」。1軒だけなら弱い存在だが20軒の相乗効果で客を集め、商売の素人である店主には、仕事のコツを覚え、顧客を獲得し、開業資金をためたら、原則1期3年で街中のシャッターの閉まった店に独立してもらう。空いた屋台には意欲のある人がまた入居する。これを繰り返すことで街を活性化させようという狙いであった。
観光客用の施設では客が少ない冬場の営業が難しい。地元客に一年通して愛される施設にする必要があった。「地産地消」をテーマに、十勝で作られていながら十勝の人が知らない産品の発掘、宣伝を心掛け、生産者とも一体となって現在も行っている「○○フェア」と銘打つ事業を多数展開してきた。
屋台には「飲食」「物販」「パフォーマンス」の3部門が必要であると考え、中央広場ではグッズや野菜などの物販屋台を展開、それが「夕やけ市」へとつながった。大道芸人、チンドン屋、マジシャンなどを招いてパフォーマンスを披露、3年目からは北の屋台を離れ、実行委員会を組織して「北の大地de大道芸フェスティバル」へと発展。
「商い」だから客を飽きさせてはいけないと、販売促進費を使って年中、イベントを開催して常に賑わいを演出していた。
一方では「不便さが生み出すコミュニケーション」という概念を掲げ、組合、店主、客が互いを気遣い、助け合う家族的な雰囲気をも醸し出していたのであった。
補助金を受けて始まった事業であるから、数字についても公開を原則とした。ホームページでは全体の売上金額、来客数、客単価、気温などを日別総計表にして公開していたほどである。
運営者が一新される後継団体には、この創業の精神を忘れないでもらいたいと切に願っている。
■2013-10-29-Tuesday 取材?!
大阪の出版社から
会社に電話が入り「銀行などに置いてある経済誌でT・Fと云う雑誌です。来年2月号が帯広の特集になりました。明日、大阪から帯広入りして十社ほど取材をします。インタヴューアーは北海道出身の女優のO・Iさんです。坂本社長さんの評価が高いので是非取材をしたいのですが・・・」と云う。
確かにこれまでに「十勝環境ラボラトリー」や「北の屋台」では、取材をされた経験は多いが、自分の会社では雑誌に紹介されるような立派な仕事をしているわけでもないからなんとなく不審に感じたのだ。
電話をしてきた人の対応もなんとなくチャライし、どうにも気乗りがしないのでハッキリと断った。
すぐにインターネットで「T・F」という雑誌を検索してみたら、どうやら「取材商法」というものらしい。
取材をしてからその対価を要求するようで、払う値段も70,000円からで掲載の大きさによって色々と段階があるようだ。
おそらく、メディアに登場している社長や医者をターゲットにして電話をしまくっているのだろう。
どうやら私も出たがりに見られたのかもしれない。
しかし、一応は「T・F」という雑誌は出版されているから、まったくのデタラメというわけではないようだ。
雑誌に顔を載せたいという人は大勢いるから、そういった出たがりの方々のニーズには合致した雑誌と商法なのかもしれない。
明日、大阪から女優と共に帯広入りして取材するというから、何人の人が掲載されるのか楽しみにしていよう。
しかし、世の中にはいろんな商法があるものだなぁ。
■2013-10-30-Wednesday 漬け物シーズン
今年も漬け物のシーズンが到来した。
我が家では「大根葉」の漬け物を、私が漬けるのである。
私の大好物である「大根葉の漬け物」は店などでは売っていないから、食べたければ自分で漬けるしかない。
以前は知り合いの農家に、大根の葉っぱだけ譲って欲しいとお願いしていたのだが、葉っぱだけを持ってくるのは、かえって面倒くさいと断られた。それで、2〜3年ほど前から仕方なく商品にはならないB級品の大根を譲ってもらうことにしている。
B級品とは大根が大き過ぎたり、逆に小さ過ぎたり、曲がっていたりして形が悪いものを言う。
しかし、形が悪くても味が悪いわけではないから、大根本体も使わなくてはモッタイナイ。去年から沢庵漬けや醤油漬けなどのレシピをインターネットで調べながら挑戦して漬けているが、去年の沢庵漬けはあまり上手く漬けられなかった。
今年も30本ほどのB級品大根を頂いた。お金を払うと言うのだが、いつも受け取ってもらえないから焼酎をプレゼントしている。
大根葉は洗って塩で漬けるだけだから簡単だし、短時間で済んでしまうが、私は腰が悪いから、中腰の作業はかなりこたえる。
いつも、終わった後にマッサージに掛からなければならないから、原材料費の数倍もマッサージ代に掛かってしまうのである。だから、結局は高価な漬け物ということになる。
大根葉の漬け物は我が家の家族全員の好物で、娘は郵送で送ってくれとまで言うほどだ。
後、1ヶ月ほどで今年も美味しい大根葉の漬け物が食べられる。とても楽しみである。
■2013-10-31-Thursday 屋台村のニュース
30日朝刊のテレビ欄に
UHB⑧チャンネル5:54からのスーパーニュースの特集で「屋台村の屋台骨グラリ 帯広で小樽で存続危機 舞台裏に意外なリスク」と大きく載っていた。
これは見なければならない。一応テレビのHDで録画をセットしておいたが・・・。
HDの容量がマジック番組の録画で一杯で不足しており、番組の途中で切れてしまい録画出来ていなかったのは残念であったが、生で見ることができた。
小樽の屋台村レンガ横丁が地主の土地の賃貸借契約の更新拒絶によって存続の危機に陥っているというものが主な内容であるが、帯広の「北の屋台」も不明朗な会計処理で存続の危機が訪れているという。それに対比して函館の大門横丁の「ひかりの屋台」の運営は上手くいっているという内容であった。
函館の成功の主な原因は「明朗な会計」と「運営者と屋台店主との信頼関係」と「何事も相談して決める協働」であると指摘していた。
帯広の「北の屋台」に欠けているものばかりが、函館のひかりの屋台の成功の要因と言っているのだから、逆に云えば「北の屋台」はこれをやっていないからダメだと言っているような感じに聞こえたのは私だけだろうか。
私が言いたいことも、まさにこれなのである。
小樽のレンガ横丁も運営側と屋台店主とのコミュニケーションが上手くいっていないようであるし、地主への地代の支払いが何度も遅れたりしていて地主との信頼関係も良くない状況のようであるが、屋台店主は一丸となって存続に向けて頑張るとコメントしていた点がまだ救いである。
函館の「ひかりの屋台」も小樽の「レンガ横丁」も、帯広の「北の屋台」をモデルに始めたまちづくり事業である。
函館は当初は運営はかなり厳しいかなと思っていたのだが、どうやら私が伝授したポイントをしっかりと守って運営をし続けていたのだろう。屋台店主とのコミュニケーションも良好な様で指導した者としては嬉しいことである。
一方の小樽のレンガ横丁の方は、帯広の直接の指導ではなくて、北の屋台をモデルにして屋台村を始めた八戸の屋台村みろく横丁の指導を受けて始まった事業である。だからいわば孫引きなのであるが、どうやら、その辺りでコンセプトが充分に伝わっていなかったのかもしれない。
こういうまちづくり事業は「運営の透明性」と「コミュニケーション」がとにかく重要なのである。